

福岡ロボスクエアの館内
近年、次世代ロボット産業の育成に力を入れている福岡県。
今回のマーケットレビューでは、福岡ロボスクエアを中心に「福岡次世代ロボット産業」の現在について紹介する。
福岡ロボスクエアは、ロボット特区にもなっている福岡市の拠点的な施設。館内にはさまざまなロボットが展示されており、
来場者は自由にロボットとふれあうことができる。
また、年間200回以上のイベントを実施しており、小中学生を中心に人気を集めている。
同施設の大きな目的であり、魅力でもあるのが、「ショールーム機能」である。次世代ロボットは、
何をおいても、人を前提とした技術であり、「人が体験すること」の持つ意味は大きい。
館内に入ってすぐのところにコミュニケーションロボットifbotが展示されているのだが、
当日も同ロボットと会話を楽しむ人の姿が見受けられた。
また、一般の生活者が気軽にロボットと触れ合あえるというのは、ロボットに対する認知の向上に直結する。
こうした「ショールーム機能」は、次世代ロボットへの関心を高めるための拠点施設としての役割も担っているようだ。
技術の研究も大切であるが、同時に、こうした生活者に対するPRも必要だと感じた。
続いて、ロボットが実際にサービスを行っている施設があると聞き、訪れたのが「キャナルシティ博多」。
そのロボットは、1F入口と地下1Fにそれぞれ1台設置されていた。
ロボットは、総合警備保障が開発した警備ロボットを、同施設仕様にカスタマイズしたもの。
胸のところにタッチパネルがあり、同施設の店舗情報を配信している。
一見すれば、見た目こそロボットの形をしているが(写真)、インフォメーション機能だけを見ると、
他の施設に設置されているものと大差はない。驚くべきポイントは、同ロボットは、1日に6回(土・日曜、祝日)、
館内を巡回するというところだろう。時間がくれば、自動的に常設ポイントを離れてゆっくりと館内を進んでいくのだ。
しかも、係員などは同行せず、自律的に移動。具体的なサー ビスとしては、
店舗情報などを得たい人がロボットに近づけば、センサが人をキャッチして、止まって情報を提供するようになっている。
当日は平日だったこともあり、館内に人はまばらだったのだが、
それでも、ロボットが巡回をはじめると子どもを中心に人垣ができていた。
その模様をつぶさに観察していたのだが、器用に障害物を避け、人を感知すれば止まって情報を提供し、
人がいなくなれば、また巡回を続けていた。その道中、まったく危なげなし。
完全に施設に溶け込み、何気なく確実にサービスを行っているのだ。この“なに気なく”というのは、
そうしたロボットによるサービス実用化の例が少ないという視点で考えれば、まさに非日常的光景に映る。
実証実験では何度も目にした光景が、自然な形で暮らしに溶け込む福岡の動きもこれからも注目していきたい。
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3月5日(月)に大阪産業創造館にて、ネオクラスター推進共同体による「IT産学マッチングカンファレンスOSAKA」が開催される。
「大学のITとその応用分野が見られる一日だけの出前研究室」をテーマにしたイベントで、
当日は、大学研究室による技術シーズの展示や発表、セミナーなどが実施され、研究・開発の連携先を見つけるまたとない機会となる。
大・中小製造業者やベンチャー支援機関関係者、研究機関関係者など、幅広い層の来場が見込まれている。
当日は、「近未来都市としてのユビキタスシティを語ろう(仮)」と題したオープン研究会も実施され、RooBO会員企業も参加する。
【開催概要】
日時/3月5日(月)10:00〜19:00
場所/大阪産業創造館3Fマーケットプラザ
料金/参加無料
問/(財)関西情報・産業活性化センター/06-6346-2981



「平成18年度川上・川下ネットワーク構築事業」の一環として、昨年12月からスタートした
次世代ロボット・インターフェースフォーラム。2月15日(木)に第3回目が開催され、
今回も、東京と大阪をTV会議システムで結び、両会場から基調講演、情報提供が行われる。
同イベントは、要素技術を持った企業と大手メーカーのマッチングの場という機能も持っているため、
他社との連携を考えられている方にとっては、有意義な時間になるに違いない。
ぜひ、最寄りの会場に足を運んでみてはいかがだろう。詳細プログラムに関しては、大阪産業創造館イベントページにて後日発表。
【開催概要】
日時/2月15日(木)15:30〜18:30(15:00〜受付開始)
場所/東京会場:アキバ3Dシアター・大阪会場:ロボットラボラトリー
定員/東京会場:100名・大阪会場:50名(満席になり次第締切)
問/次世代ロボット・インターフェースフォーラム事務局/robot@icic.jp
申し込み/【東京会場】【大阪会場】



毎月恒例の「ロボラボトークセッション」が、2月20日(火)に開催。今回のテーマは、
「セコムから学べ!『人と機械のうまい組み合わせ』新サービスの生み出し方」。
ゲストに松本泰氏(セコム株式会社セコムIS研究所・基盤技術デヴィジョン・主任研究員)を迎えて行われる。
最先端のセキュリティシステムで知られる同社。サービスを「機械」に置き換え、
数々の革新的なセキュリティシステムを生み出してきたセコムの手法からロボットビジネスに関するヒントを学ぶ。
また、今回は同社のネットワークを活用した現在のサービスと、トータルソリューション提供実現への取り組みについても紹介。
安心、便利な社会の基盤となる社会システム産業を展開するセコムのアプローチから、
次世代ロボットビジネスを成功に導くための鍵を探っていく。
ぜひ、お聴き逃しなく。
【開催概要】
日時/2月20日(火)18:30(受付18:00〜)〜19:45、交流会19:50〜20:30
場所/ロボットラボラトリー
定員/50名(定員になり次第締切)
料金/1000円(交流会参加希望者は別途1000円)
申込/WEBサイトから申し込み
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4月4日(水)、大阪産業創造館にて、「大阪市立大学『オープンラボラトリー』〜明日を拓くロボットテクノロジー」が開催される。
同イベントは大阪市立大学大学院工学研究科の最新の研究成果を、出前研究室という形で、一般に公開発表するもの。
成果発表されるのは、「都市・環境」「ナノ領域マテリアル・バイオ」「IT活用」などの重点研究部門。
一般に広く研究成果を発表することによって、産業界・社会との活発な交流を通して、
大学における基礎研究のさらなる発展につなげていくのが狙い。
【開催概要】
日時/4月4日(水)
場所/大阪産業創造館6F会議室AB
定員/80名(定員になり次第締切)
料金/無料(交流会参加の場合は別途2000円)
申込/WEBサイトから申し込み
問/大阪市立大学新産業創生研究センター/06-6605-3468



中小企業基盤整備機構近畿支部が平成17年より推進してきた新連携事業。
1年半の短期間に50件を超える新連携事業を創出し、その勢いはますます高まっている。
その背景には、異業種交流、金融機関、近畿産業クラスター計画での取組みが新事業創出に
チャレンジしやすい環境づくりをしていることが挙げられる。
そこで今回、これらの活動がより活発化し相乗効果を生み出しながら近畿の活性化を図っていくことを目的に、
関係機関・企業が一堂に会して交流・連携を図る機会を設ける。
また、同イベントでは、関西フロントランナープロジェクト推進機関・拠点機関所属のクラスターマネージャー
によるパネルディスカッションも企画されている。
クラスター事業と新連携事業との関わりについてざっくばらんなトークが繰り広げられるので、
ぜひ会場に足を運んでみてはいかが。詳細は、ネオクラスター推進共同体ホームページを参照。
【開催概要】
日時/2月8日(木) 10:30〜16:50(交流会17:00〜19:00)
場所/マイドームおおさか1・2階展示室(大阪市中央区本町橋2-5)
参加費/無料(交流会参加の場合は別途2000円)
定員/1000名
申込み・問合せ/参加を希望される方は、ネオクラスター推進共同体ホームページより申し込み書をダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上、事務局までFAXにて送信。
近畿新連携総合展示イベント事務局 (アルパック株式会社地域計画建築研究所内) TEL.075-221-5132 / FAX.075-256-1764
新連携支援近畿地域戦略会議事務局 (独立行政法人中小企業基盤整備機構近畿支部内) TEL.06-6910-3865 / FAX.06-6910-3867



読者からの「ビジネス読み物を充実させてほしい」という声に応え、
第10号(2月15日号)から、新たに連載がスタートする。
内容は、RooBO東京支局長による「東京支局プレス(仮)」と、ビジネスの第一線で活躍されるRooBO会員による
「突撃!隣の社長さん(仮)」。それぞれ隔号での連載を予定。乞うご期待!



近年、小・中学校での情報教育のひとつの手段として、ロボットが用いられる機会が増えてきている。
目には見えにくい要素が多い情報技術をよりわかりやすく表現するために、リアルなロボットが用いられている。
これは、『体験』『体感』を重視することでもあり、子供達の情報技術に対する理解を助け、
探求心や好奇心、そして感動を生み出している。
一方、社会人向けのロボット技術者教育はどうであろうか?
新しい要素技術が日々生まれ、ロボットを早期に活用できるジャンルが見え始めてきた現在、
求められる人材は、メカや電機の専門技術者だけではなく、
「ロボットの要素技術を組み合わせて、トータルシステムとしてデザインできる人物」である。
さらに、その人物が、サービスビジネスにロボットを組み込む画が明確に描けたならば、
一プロジェクトのリーダの枠を飛び越え、ロボットイノベータとなれるに違いない。だとしたら、
このような人材を育成する学校/教育機関は現在どこにあるのでしょうか?ロボットの
要素技術をハイブリッドできる人材を育成することが、ロボットの更なる普及には不可欠かもしれない。
(RooBOブレインズ/小西康晴) |
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