発行/平成19年6月15日号
最旬ニーズを、ぴったりマーク。
RooBOが発行するロボット産業のアンテナプレス



 平成19年度のRooBO運営スタッフの顔ぶれが揃った。今年度から新たに、RooBOブレインズ3名(市場化アドバイザー1名、技術アドバイザー2名)とサブクラスターマネジャー1名がRooBOの運営に携わる。
今回のPICK UPでは、顔見せを兼ねて、新規スタッフを紹介します。
【新規スタッフ】

■サブクラスターマネージャー
宮森康之
: 体育会卒業後も20数年にわたる不規則かつ不健康な広告会社勤務で鍛えに鍛えた私はいまや完全無欠のメタボリカン。「コミュニケーションをデザインする」をモットーに人と技術、技術と技術の良好な関係構築を目指します。

■RooBOブレインズ
◇技術アドバイザー
黒田政志: 船井電機(株)にて13年間、設計・開発〜量産までを経験。その後、(有)テクノキューブを設立し、約10年間、制御系、オープン系、ウェブ系システムを設計・開発。量産経験を活かし、コストパフォーマンスに優れた、制御系からウェブ系まで幅広いシステムを提案していきたいと考えています。

小西康晴: 慶応義塾大学院卒業後、(株)村田製作所に入社。電子部品実装に関わる産業用ロボットの研究/開発に従事。2006年6月、サービスロボット開発/導入コンサルティング会社を設立。現在、RooBOで様々なプロジェクトに参加。RTを活用し、環境空間におけるムリ、ムラ、ムダを解消し、機能性と感性の『共感』、『共創』の連鎖によるロボットイノベーションを大阪から巻き起こしたいと思っています。

◇市場化アドバイザー
高木剛: 大阪府出身。半導体製造装置メーカにて、米国ITベンチャーの日本マーケット立上げを経験後、独立。2006年より、ロボット・ITを軸とした教育サービス企業を起業、子供のもの作りの感性を伸ばすロボット教室を運営。様々な技術やサービスがどのような形で人々の役に立てるかを常に考えながら、皆様のお手伝いができるようがんばります。


「自然からの知恵」

 私の寺が御堂筋から阿倍野に移って約70年になりますが、長い年月小さな手直し以外、震災後でさえも大きな改修工事は していませんでした。しかし雨漏りするところがあり、社寺建築の棟梁さんに見ていただきました。検査後、今も当時のままに骨組みが綺麗で、 作りが悪いと地震で傾いたままになる骨組みも、当時の方の腕が良いので崩れることなく振り子のようにもとに戻っているとのこと。 今、防災、快適性の面からもコンクリートの寺院が多いですが、やはり50年が限界。木材は手直しをきちんとすれば200年以上もちますし、 日本の気候にあった自然と調和したものは本当は快適なんですよ。と説明をうけました。 今、行き過ぎたスクラップ&ビルドを見直す動きになっていますが、わが国の先人が大切にしてきた自然との調和こそ 究極のエコだと改めておもいしらされた事でした。合掌

【執筆者紹介】
秦卓宏住職

1971年大阪市生まれ。カリフォルニア州立大学卒業後凸版印刷入社。ユナイテッド航空にて客室乗務員として勤務の後、建立400余年、代々住職を務める浄土真宗本願寺派寺院、西光寺にて第20代目の住職として、伝統を大切にしながら今までの枠にとらわれない寺としての布教活動を目指しています。



今号のフムフム
『アンドロイドの「脳」
人工知能ロボット“ルーシー”を誕生させるまでの簡単な20のステップ』

スティーヴ・グランド著


 皆さまこんにちは、ラボ・アテンダントこと松出です。もう梅雨入りですね。雨の中の移動はとても億劫ですが、そんな時こそ「瀬名文庫」のロボット本を読んで、ココロに知識という恵みの雨を降らせましょう。雨音はもちろん、「フムフム」で!

さて今回は、小学校教師からコンピュータ・ゲームの開発者になり、その後、ひとりで人工知能ロボット“ルーシー”の製作にとりかかった著者の「私たち(とロボット)が学習する方法を理解しようという試みを綴った日誌」を読んでみました。
 著者がルーシーという「娘」を作り始めたのは、「心の基本単位を理解したい」と思ったからで、なるほど、ロボット製作というより人間について理解しようとする試みが主に書かれており、本を読み進めていくと、人間の脳がいかに複雑でいまだ解き明かされていない部分が多いのか驚かされました。小さい頃、いや、今でもたまに、ココロはどこにあるんだろうって不思議に思うことがあります。アタマの中?それとも胸の中??なんて乙女チックに考えた少女時代。自分のことなのにこんなに分からないまま生活してるっていうのも不思議ですね。
“ルーシー”は、今は「バナナを指し示す方法を学習する」段階で、これからが楽しみなところですが、知能面だけでなく機能面においても、良いロボット(もちろん産業用ロボット等も含め)を作るには人間のことを理解する必要がある訳で、学者じゃなくても、私たちひとりひとりが自分たちのことを考えていくのは、とても意味のあることだなあと思いました。




 JSTのERATO型研究 「浅田共創知能システムプロジェクト」は、最新機能を備えたヒューマノイドロボット「Child-robot with Biomimetic Body (CB2)」を開発し、このたび発表を行った。
 写真を見てもらえればわかるように、同ロボットは、子供の体の大きさで、全身を柔軟な関節と柔軟な皮膚が覆う。 「従来のヒューマノイドロボットは人との関わりを持つための機構的に重要な要素が見落とされてきました。 つまり、全身の柔らかな皮膚と柔軟なアクチュエータ(筋肉に相当する駆動装置で一般的には電気モータ)が欠落していました。これらの要素を備えることにより、人はロボットと自然に関わることができ、人と密接に関わりながら発達するロボットを実現することができます」(プレスリリースより抜粋)というように、同ロボットを用いることにより、人と関わることによるロボットの発達を研究することが可能となる。また、ロボットを発達させることにより、人間社会において適応的に振る舞うことができるロボットの実現が期待される。

※同研究は、戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「浅田共創知能システムプロジェクト」 (研究総括:浅田稔/大阪大学大学院工学研究科 教授)の一環として、社会的共創知能グループ (グループリーダー:石黒浩/大阪大学大学院工学研究科教授/RooBOアドバイザー)が実施。



 7月11日(水)〜13日(金)に東京ビッグサイトで開催される「介護フェア2007〜地域・在宅・予防〜」に、RooBO会員3社が出展する。
 介護フェアは、「みんなが安心・明るい介護」をテーマに、高齢者が住み慣れた地域や自宅で、安心して暮らし続けられるために、生き甲斐と活力ある高齢社会づくりを推進していく目的で開催される。
 RooBOから出展するのは、株式会社システクアカザワ株式会社レイトロン株式会社ビジネスデザイン研究所の3社で、自社開発のロボットの展示などを行う。
 高齢化社会のひとつのソリューションとして注目されるサービスロボット。東京近郊にお住まいの方は一度、足を運んでみて、ロボットの可能性を肌で感じてみてはいかが。




 毎月恒例の「ロボラボトークセッション」が、6月27日(水)に開催。今回のテーマは、 「1/1000秒でモノを捉え、ヒトより20倍すばやく動く:超速ハイパーヒューマン技術が作る未来」。 ゲストに金子真氏(大阪大学大学院工学研究科教授)と圓井健敏氏(株式会社マルイ代表取締役)を迎えて行われる。
 ロボットがヒトに勝っている点、それは「スピード、正確さ、忍耐強さ」だといえる。そこで、今回は、ロボットが優れている点、「スピード」にフォーカスし、それについて金子氏が、人間の能力を超えた、超速ハイパーヒューマン技術が生み出す「スピード」の可能性について自らの研究成果を交えながら、議論を展開させる。
そして、実際に金子氏の技術を製品化した(株)マルイの非接触硬さ計を、実用映像を交えながら紹介。先端テクノロジーをビジネスに結びつけたいと考えられている方は必聴だ。

【開催概要】
日時/6月27日(水)18:30(受付18:00〜)〜19:45、交流会19:50〜20:30
場所/ロボットラボラトリー
定員/50名(定員になり次第締切)
料金/1000円(交流会参加希望者は別途1000円)
申込/WEBサイトから申し込み
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877


発行所/RooBO事務局 大阪市北区梅田1-1-3-1600大阪駅前第3ビル16F TEL/06-6347-7003 編集人/RooBO事務局
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