発行/平成19年10月1日号
最旬ニーズを、ぴったりマーク。
RooBOが発行するロボット産業のアンテナプレス


 大阪市福島区では、マスコットキャラクター「フッピィ」をモデルにした案内ロボットを製作。9月17日に開催された区役所新庁舎内覧会に合わせて、区民にお披露目を行った。同ロボットは、庁舎内に設置される。

 同ロボットを開発したのは、株式会社システクアカザワとRooBOカスタマイズチーム。頭をかしげたり、手足を動かすなどの動作ができるほか、前面にあるボタンを押すと発話。区民行事を音声により案内する。





 このたび、ユニバーサルスタジオジャパンが、新たに画像認識技術を用いた入場システム「Neo Face(日本電気社製)」を導入する(11月1日から運用を開始)。
 同システムは、画像のなかから目をベースに顔を検出することができ、その情報からデータベースとの比較を行うことで、本人認証が可能となる。
 データベースにあらかじめ本人の顔情報が登録されていることが条件となるため、システムの活用は年間パス所有のゲストに限定されるが、エントランスで認証用モニター画面に顔を向けると約1秒で判別が完了するなど、迅速な入場を可能にする。また、パスの発行も簡単に行えるほか、パス紛失による悪用防止にもひと役買う。
 画像認識技術は、まさにRT(ロボットテクノロジー)といえ、今後さまざまなサービスに応用されることが期待されている。


 毎月恒例の「ロボラボトークセッション」が、10月29日(月)に開催。今回のタイトルは、 「次世代医療・介護サービスへの新たな息吹〜サービス現場への技術導入の可能性〜」。 ゲストに伊藤健三氏(株式会社ニチイ学館・情報・戦略本部)と藤本弘道氏(アクティブリンク株式会社)を迎えて行われます。
 急速に進む高齢化社会への対策が議論されている昨今、高齢者にやさしい環境を整備するための医療、福祉用具の開発がさまざな研究機関・企業により進められています。
 今回のトークセッションでは、そうした問題を踏まえ、介護ビジネスの現場から株式会社ニチイ学館の伊藤氏を迎えて実施されます。
 また、後半には、伊藤氏も協力するNEDO「リハビリ支援ロボット及び実用化技術の開発」において推進中の上肢リハビリ支援スーツを開発しているアクティブリンク株式会社藤本弘道氏も登場。両者による、パネルディスカッションが行われます。

【開催概要】
日時/10月29日(月)17:30(受付17:00〜)〜19:10、交流会19:20〜20:00
場所/大阪産業創造館 3F マーケットプラザ
(交流会は17Fオープンスペース)
料金/1000円(交流会参加希望者は別途1000円)
申込/WEBサイトから申し込み
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877


 



 10月30日(火)にRooBO定例会・技術マッチング会が開催されます。定例会とは、RooBOの会員相互の情報提供を目的に、2カ月に1度行われる会員交流の場。毎回内容にテーマを設定し、それに沿った会員企業の技術発表とマッチング会が実施されています。
 そして今回は、テーマを「センサを活用したソリューション」と設定。当日は、センサ技術を活用したサービスなどを展開する企業3社(株式会社アサヒ電子研究所株式会社中央電機計器製作所北陽電機株式会社)がプレゼンテーションを行います。
各企業の発表概要など詳しくは、次回10月15日発行号でお伝え致します。
※前回の内容はこちらをご覧ください。

【実地概要】
日時/10月30日(火)18:00受付開始〜 18:30開始
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877





 RooBOでは、会員のビジネス創出の場として研究会を開催しています。今回は、10月に開催される研究会を3本ご案内します。

【ロボット・アドバタイジング研究会】
 本研究会は、街空間をメディアとして捉え、屋外広告や交通広告など多くの方が行き来する場でロボット若しくは、センサーなどのRT(ロボットテクノロジー)が活用できるのではないかということを検討していくもので、4回シリーズで開催いたします。3回目となる今回は、2社による発表のほかに、筑波大学大学院教授・山中敏正氏による「感性認知脳科学とロボット(仮)」と題した基調講演も行われます。
【第3回概要】
実施日時/10月15日(月)14:00〜16:00
場所/ロボットラボラトリー
定員/20名
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877

【課題解決研究会】
 本研究会は、RT(ロボットテクノロジー)技術を活用して、自社の業務改善を図っていく方法を、要素技術をお持ちのシーズ企業と共に検討していくというものです。課題から具体的なニーズ企業からの仕様抽出とシーズ企業からの提案作成について、RooBOに所属するブレインズ(技術アドバイザー、市場化アドバイザー)が協力していきます。全2回シリーズ。
【第1回概要】
実施日時/10月30日(火)14:00〜16:00
場所/ロボットラボラトリー
定員/30名
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877

【RTソリューション開発 ビジネスモデル研究会】
 「ロボット及びRTを活用したシステムの開発」において、効率化を可能にするRTミドルウェア。「RTソリューション開発 ビジネスモデル研究会」では、RTミドルウェアについてビジネスの視点から、活用用途について検討していきます。
 2回シリーズの開催で今回が最終回。詳細など詳しくは、次回10月15日号でお知らせします。
【第2回概要】
実施日時/10月31日(水)
場所/ロボットラボラトリー
定員/50名
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877


ロボットと安全(4)

次世代ロボットは絶対安全である必要はない、つまり、許容可能な程度の危険性があってもよい、という考え方は、自動車を例に取ると分かりやすい。自動車は、現代日本で年間数万人を死傷させている工業製品である。「危険きわまりない」との見方も可能であろう。しかし、だからといって自動車の製造販売が禁止されたという話も聞かなければ,自動車を製造販売だけで自動車メーカーが訴えられたという話も聞かない。自動車には大きな社会的経済的効用が存在するため、「年間数万人が死傷する」という危険性は社会的に許容されているのである。ただし、この社会的許容性は、事故を起こした運転手などの運用者に対する法的責任追及制度と、被害者を救済する保険制度がなければ存在できないであろう。
このように見てくると、「社会的に許容可能な危険性」という概念は、時代時代によって異なる相対的なものであることが分かる。たとえばタバコは、それなりの効用があったからこそ人類全般に普及した製品であるが、麻薬のように全面的に禁止される日も近いと思われる。これは、タバコの持つ危険性が、現代社会では許容されなくなってきていることを意味している。このように、「許容可能な程度の危険性」という規準は、とても曖昧である。

執筆者PROFILE 小林正啓弁護士

昭和37年生まれ。東北大学法学部卒業。平成12年花水木法律事務所創設。一般民事事件の傍ら,ヒューマノイドロボットの安全性の問題と,ネットワークロボットや防犯カメラ・監視カメラとプライバシー権との調整問題に取り組む。経済産業省次世代ロボット安全性確保ガイドライン検討委員会委員。,総務省安心・安全な社会の実現に向けた情報通信技術のあり方に関する調査研究会委員。大阪市ロボットラボラトリー(RooBO)運営委員。ロボットやネットワークロボットの話題を綴ったブログも好評連載中。


今号のフムフム
『マイノリティ・リポート』
スティーブン・スピルバーグ監督(2002年)


 最近、暑さがぶり返したと思えば急に寒くなり、身体がついていけないラボ・アテンダント松出です。皆さんも体調崩さないように気を付けてくださいね。こんな時は頭を空っぽにして、映画でフムフム、いかがでしょうか。

 と言う訳で今回は、2054年のアメリカを舞台にした『マイノリティ・リポート』を観てみました。
 この映画のタイトル、仕事の中でちょくちょく耳にするんです。というのも、この映画に出てくるテクノロジーが、現在、実現されてきているからです。
 画面の映像を触って操作できるインターフェースや、広告が個人を認識して話しかけてきたりする技術など、どんどん開発されてきています。映画公開時には、画像を操作するトム・クルーズの動きが大袈裟でヘン、とかいう批評もあったようですが、実際にそのシステムを触って動かしているのを見ると、あぁ、やっぱりそうなるんだ、と思ったりしました。
 お話自体は、真犯人が結構すぐに分かってしまうなど、ちょっと物足りない部分もあるのですが、近未来の描き方はおもしろい。リアル感たっぷりのものと、その空飛ぶアンモナイト風(?)パトカーはないやろう、といった、思わずツッコミを入れてしまうものとに分かれましたが。
 私個人的にすごく気になるのが、広告媒体。どこに行っても網膜走査によって個人を認証され、広告に名前を呼ばれたり、シリアルの箱がしゃべったり、未来社会はすごくうるさそう。でも十分にイメージできる未来の姿です。
 今でも既に、電車やエスカレーターの手すりにも広告が載せられ、街の至るところで大型ビジョンがCMを流し、大量の情報が入ってきます。これ、たまに苦痛を感じる時もあるので、情報を選べるように工夫をするなどして、押し付けるばかりのものでなく、本当に必要なものは何かを考えた、人間に優しいテクノロジーが開発されることを願うのです。


発行所/RooBO事務局 大阪市北区梅田1-1-3-1600大阪駅前第3ビル16F TEL/06-6347-7003 編集人/RooBO事務局
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