発行/平成20年2月1日号
最旬ニーズを、ぴったりマーク。
RooBOが発行するロボット産業のアンテナプレス

テクノロジーイノベーションセミナー
 1月24日・25日に技術革新フェアが、大阪産業創造館で開催されました。このイベ ントは、2008年ロボットイベントの幕開けとなるもので、4つのフロアを使い、技術展とセミナーを開催しました。

 製造分野だけでなく、サービス分野でも、先進技術(IT・UT・RT)を活用した「自動化システム」を導入することで、商品・サービスの品質向上を図ることが期待されています。このイベントは、そうした先進技術を持つ企業や研究所、大学などによる展示・発表を通して、いままでになかった新たなサービス・商品が創出されていくことを目指して実施。当日は2日間で全15ものセミナーが開催され、各セミナーとも多くの参加者で賑わいました。
 なかでも25日に4Fで開催されたロボラボトークセッション特別編では、日産自動車 の取締役副会長・高橋忠生氏が講演を行うとあって、とりわけ多くの参加者が来場。ひとつでも多くのビジネスヒントを吸収しようと、熱心にメモを取られる方の姿が目立ちました。
 ほかにも、3FではRooBO技術展が行われ、コミュニケーションロボットだけでなく、センサやモーターなど、要素技術など全19社による最新のRT(ロボットテクノロジー)が一堂に展示。商談を希望されるビジネスパーソンを中心に、盛り上がりを見せました。
 平日の開催にもかかわらず、これだけ多数の来場があったことは、先端技術を活用したビジネスに対しての注目が、ことのほか大きいからだともいえます。参加された方においては、商談などを行い今後のビジネスに可能性を感じた方もおられるのではないでしょうか。ロボットラボラトリーでは、今回のイベントを踏まえ、より戦略的にビジネス支援に取り組んでいきたいと考えています。なお、当日の詳しいレポートはロボラボサイトでご覧になれます。ぜひ、チェックしてみてください。








 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)をはじめとした研究チームがこのたび、サルの脳信号をロボットに伝える実験に成功。
 この研究は、科学技術振興機構(JST)の基礎研究事業の一環として実施されたもの。人の脳がどのように行動を起こさせるかを解き明かすことを目的にしており、最終的には、神経科学にもとづいて人の行動の処理モデルを構築し、人間と同じようになめらかな行動ができるヒューマノイドロボットの実現を目指している。
 実験では、アメリカで二足歩行をしているサルの脳の活動情報を、インターネットを介してATRに置かれたヒューマノイドロボットに電送。そしてその情報をもとに同ロボットがリアルタイムでサルの動きを再現できるかどうかをテスト。見事、海を越えたサルの脳情報によりロボットが動く結果となった。ロボットに情報が伝わりロボットが始動するまでの時間はわずか0.05秒と、ほぼリアルタイムに動きを再現できたといえる。
 脳の活動によって機械を動かす手法は、ロボット制御のほか、障害のある方の運動機能再建やバーチャルリアリティなど、幅広い分野への応用が期待される。

 




 RooBO では、ロボットビジネスのヒントを 1 冊にまとめたブックを発行。 32 ページ体裁となっており、「 RooBO ・ネオクラスター推進共同体・ロボットラボラトリーの事業メニュー」、「 RooBO が推進しているプロジェクトの詳細」、さらには「市場ニーズに即した会員保有技術の解説」を大きく 3 つに柱として構成。
 ほかにも、 RT 市場の動向や最新 RT 紹介など、多彩なコンテンツが盛りだくさんとなっています。中身が気になる方は、ぜひロボットラボラトリーまでお問い合わせください。

問 / ロボットラボラトリー /06-6347-7877

 




 KISS-FM KOBE ( 899MHz ) にて放送中の「 Vandy's アメリカ村 What ' s Going On! (パーソナリティ:バンディ石田)」に、 RooBO 会員が出演。自社の事業だけでなく、 RT 産業全般についても触れながらトークを展開しました。同社が出演する番組は以下を参照。

【出演概要】
国際バイタルディバイス有限会社 (代表取締役 / 植田高年氏)
■放送日時 /2 月 10 日(日) 20:30 〜 20:55 (内前半 7 〜 10 分程度)

 



 2月27日(水)に RooBO 定例会・技術マッチング会が開催されます。
 RooBO の会員相互の情報提供を目的に開催される RooBO 定例会は、 2 カ月に 1 度行われる会員交流の場。 3 部構成となっており、 1 部の技術発表会・マッチング会では、プレゼンテーションの発表テーマを設定し、そのテーマに沿った技術・サービスを保有されている会員によるプレゼンテーションが行われます。
 そして今回は、テーマを「 RFID 、無線 LAN 、遠隔操作など通信技術とソリューション 」に設定。ぜひ、ビジネスマッチングの場として活用してください。
 また、定例会ではほかにもさまざまな情報提供を予定しています。技術発表会・マッチング会の具体的な内容やそのほかの概要については、本サイト 2 月 15 日更新号およびメールにてご案内します。ぜひ、ご期待ください。

 ※前回の内容は こちら をご覧ください。

【開催概要】
日時 /2 月 27 日(水) 18 : 00 受付開始〜、 18 : 30 開始〜
問 / ロボットラボラトリー /06-6347-7877

 




 「国際デザインコンペティション 2007 」(国際デザイン交流協会) で、RooBO 会員であり RooBO カスタマイズチームのメンバーである 東洋理機工業(株) の細見成人氏と ブリューナク(有) の波田野裕典氏が記念講演を行います。
 同コンペティションは、昨年に引き続き、テーマを「 ROBOT 」として開催。当日は、事前審査を通過した 25 点の優秀作品をパネル展示するとともに、そのなかの 18 点の提案者を世界各地から招聘し公開による最終審査を兼ねたプレゼンテーションの後に受賞者を決定します。
 両者が記念講演を行うのは、プレゼンテーション&最終審査が終わり、結果発表と表彰式が行われるまでの時間( 16:00 〜 17:00 )。「今後のロボットビジネス - コミュニケーションロボットとデザイン」と題したテーマのもと、両者のコラボレート作品であるコミュニケーションロボット“ pul ”の事例などを使ってのトークセッションを実施します。
 同イベントでは、ただいま参加者を募集中ですので、ぜひ事前にお申し込みのうえ、会場まで足をお運びください。

※イージオーダーロボットとは、「次世代ロボットを研究室のなかに閉じ込めるのではなく、それをシステム化して社会の中で活躍させる」というテーマのもと開発されたカスタマイズ可能なロボット。音声認識をはじめとした機能をモジュール化しているため、ニーズに合わせて機能を組み合わせることでロボットをフレキシブルに構築することができます。そして、ブリューナク社とのコラボレーションにより、新たに外装デザインを変更し、生まれたのが「 pul (プル)」です。中性的なムードを漂わせており、“親しみ”を感じさせるデザインが印象的です。

【開催概要】
■日時: 2 月 14 日(木) 16:00 〜 17:00 (優秀作品プレゼンテーション 13:30 〜)
■場所:グランキューブ大阪(大阪国際会議場 12 階特別会議場)
■参加料:一般 5000 円、学生 1000 円(交流会参加費含む)
※ RooBO 作品は無料
■参加申込: サイトからお申し込み

 



CES 2008雑感

 世界最大の家電ショー、CES2008。 今年も新製品との遭遇を楽しみにラスベガスへ向かった。日米韓各国各社のロボットが動き回る中、筆者が強く印象を受けたのは、韓国企業ユージンロボット社のキャラクターロボットである。

 周辺の音に反応して喋ったり、動いたりする、一見単純そうなロボットではあるが、実はおとぎ話をしてくれ、オヤスミ・モードに切り替えると小声でストーリーを囁いてくれる相棒である。また、USBポートを持ち、PC接続によって、インターネット経由でストーリーをダウンロードする事が可能だ。ロボットハード部の値段を安く設定し、月々のダウンロード購読費により継続的に収入を計るという携帯電話のビジネスモデルを応用した、驚嘆すべき仕組である。

 最新玩具のハイテク高レベル度には目を見張るものがあるが、幼児向玩具ロボットにも高度なマイコン技術が応用され、インターネットが関与する時代が到来したと実感した。このような製品が技術コストを下げ、機能型ロボット等のコスト低下に貢献して行くのは間違いないだろう。
 このようなロボットが、親の代替ロボットとして、近い将来、子育てに関連する分野へも活躍舞台を広げてゆくのであろうが、親子の接触する時間が少なくなればなる程、 子供が親から受ける愛情も薄くなって行くのだろうか?


モーションコントロールと視覚技術を専門に、アジア太平洋地域とアメリカでの製品販売、システム供給、システム統合、製品開発サービスを提供するシリコンバレーの新進企業、Innovation Matrix社の共同創始者、CEO。
www.robomatrix.biz


今号のフムフム
『ガンダム者』ガンダムを創った男たち
講談社発行

 寒い日が続いてますね。それにもかかわらずもう花粉が飛び始めているというニュースにおびえるラボ・アテンダント松出です。1月はめまぐるしく過ぎ、今年度もあと2ヶ月となりましたが、フムフムしながらがんばりましょう!

 さて今回は、1979年に放映された『機動戦士ガンダム』を創った8名のメインスタッフを取材し、誕生のドラマを追ったもの。ファーストガンダム放映時は2歳で、ガンダム世代ともいえない私ですが、私なりにフムフムしてみようと思います。
  私は姉妹だったので、ガンプラで遊んだ経験もほぼないのですが、なぜかアムロの「父さんにだって殴られたことないのに!」というセリフとかは知っていました。そして今ロボット業界にいるからなのか、オトナになってからファーストガンダムのアニメDVDを見て涙し、ザク携帯とか見るとちょっとときめいたりする今日この頃・・・(さすがに買いませんが)。30年近くたった今もなお、こんな感じなのだから、やっぱり特別ココロを惹きつけるものがあるんだろう(それともあたしがオタクなだけ??)。
 私にはガンダムってあんまりロボットアニメという印象がない。まだパトレイバーの方がロボット的だなあ、なんとなく。この本にも繰り返し出てくるように、青春群像劇として描かれたからなのかしら。主人公にしても、悩むし、いじけるし、本当に等身大。だからこそ舞台設定が宇宙世紀であれ一年戦争であれニュータイプであれ、感情としてリアリティがあり、共感できる。高めの年齢層から支持されたのも納得です。
 しかしこの本を読むと、おもちゃを売るために合体させたりする商業主義や、視聴率が振るわないための打ち切りに直面する中で、スタッフの方々の夢を追いながらもビジネスとして割り切っていくプロ意識に脱帽。どんな仕事をしてても、こだわりすぎるとビジネスにならないし、割り切りすぎるとおもしろくない。ロボット製作に関しても、そのぎりぎりのラインを見極めていくのが大切なんだなぁと、思わぬところで勉強になった1冊でした。


発行所/RooBO事務局 大阪市北区梅田1-1-3-1600大阪駅前第3ビル16F TEL/06-6347-7003 編集人/RooBO事務局
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