発行/平成20年3月3日号
最旬ニーズを、ぴったりマーク。
RooBOが発行するロボット産業のアンテナプレス

テクノロジーイノベーションセミナー

 2月27日(水)に定例会・技術マッチング会が開催されました。
  RooBO会員相互の情報提供を目的に開催される定例会は、2ヶ月に1度行われる会員交流の場。3部構成となっており、1部の技
術発表会・マッチング会では、「RFID、無線LAN、遠隔操作など通信技術とソリューション」というテーマのもと、RooBO会員から4社(知能技術株式会社アイテック阪急阪神株式会社株式会社演算工房株式会社シンクチューブ)がプレゼンテーションを行いました。
 環境情報と連動した自動化・知能化システムである次世代ロボットにとっては、通信技術は重要な要素を持っています。各社とも技術情報だけでなく、活用の事例を中心に発表し、ビジネスイメージがわかりやすく伝わるプレゼンテーションとなりました。

  また、2部の定例会では、本サイトのコラムでもおなじみ、アメリカを舞台にビジネスを展開されているイノベーション・マトリックス社・大永氏が発表。アメリカの産業ロボットの歴史から最新のマーケット動向について、実例を交えながら説明しました。ほかにも、アメリカで開催されたCES(1月)に出展された株式会社NSJ代表取締役社長・上甲氏による出展報告なども行われました。アメリカでの上場を目指すという同社の取組は、ベンチャー企業にとっては先鞭となるものであり、他の会員の方にとっても示唆に富んだ内容になったのではないでしょうか。

 3月27日(木)には、今年度のRooBOの活動を締めくくる総会も開催されますので、ぜひご参加ください。詳しくは下記、RooBO NEWS参照。




マーケットレビュー

 RooBO内プロジェクトから誕生したイージーオーダーロボット(RooBOカスタマイズチーム)の一般販売(受注生産)を開始。
  イージーオーダーロボットとは、「次世代ロボットを研究室のなかに閉じ込めるのではなく、それをシステム化して社会の中で活躍させる」というテーマのもと開発されたカスタマイズ可能なロボット。音声認識をはじめとした機能をモジュール化しているため、展示施設やイベントでの案内業務など、ニーズに合わせて機能を組み合わせることでロボットをフレキシブルに構築することができる。
 販売にあたっては、ロボットの主要機能をモジュール(複合部品)化し、半完成状態にしたものを顧客の注文に応じて組み合わせ、独自ロボット商品として注文に応じていくとのこと。
 展示場の受付案内や医療・福祉分野など、さまざまな用途を見込み、大阪を中心に全国からの注文に対応する。
  詳しくは、東洋理機工業株式会社(細見成人氏)まで。

問:東洋理機工業株式会社/06-6473-6667




 ロボットをはじめ先端テクノロジーを活用し、新たなビジネスを展開したいと考えられている製造業の方々におすすめのセミナーを、3月7日(金)に開催します。
  セミナーのテーマは、「飛躍する製造業の成功へのポイント〜今から取り組む新規事業創出(独立行政法人中小企業基盤整備機構ロボットラボラトリーの共催)」。文字通り、新たなビジネスに取り組まれる際に役立つ情報がちりばめられた内容となっています。
  2部構成となっており、前半の基調講演では、事業創出に関する多数の著書を発行されている早稲田大学ビジネススクール教授の大江建氏をお招きし、「新規事業を立ち上げて運営するために必要な条件」についてお話いただきます。
  また、後半には新規事業に取り組む現場担当者、そしてそれを支援する支援機関担当者によるパネルディスカッションを実施。ロボラボ起業塾の第1期生で、卒業後も数々の新規事業に携わるRooBOブレインズ・小西康晴もパネラーとして登場し、自身の経験をもとにした成功の秘訣などを語ります。
  定員に達し次第募集を締め切りますので、まだ応募されていない方は、ぜひお急ぎください。

【開催概要】
■日時:3月7日(金)14:00〜16:30
■場所:中小企業基盤整備機構 経営支援プラザUMEDA(大阪駅前第3ビル19F)
■定員:100名
■申込:サイトからお申し込み
■問:ロボットラボラトリー/06-6347-7877




 KISS-FM KOBE ( 899MHz ) にて放送中の「 Vandy's アメリカ村 What ' s Going On! (パーソナリティ:バンディ石田)」に、 RooBO 会員である有限会社はじめ研究所代表・坂本元氏と株式会社三木製作所代表・三木繁親氏が出演。ロボット製作を始めた経緯、これからの夢などについてトークを展開しました。両社が出演する番組は以下を参照。
 
【出演概要】
有限会社はじめ研究所 (代表取締役 / 坂本元氏)
株式会社三木製作所(代表取締役 / 三木繁親氏)
■放送日時 /3 月 9 日(日) 20:30〜20:55 (内前半 7 〜 10 分程度)



 3月27日(木)にロボットラボラトリーにて、平成19年度の活動の総決算ともいえるRooBOの総会を開催します。次年度に向けた新体制のお披露目も行いますので、ぜひ会場に足をお運びください。

【開催概要】
■日時:3月27日(木)13:15(受付13:00)〜
■会場:ロボットラボラトリー
■問:RooBO事務局/06-6347-7877





 3月17日(月)に、「商業施設・流通を変えるロボットテクノロジーソリューション」と題したセミナーイベントを開催。サービス業や流通業など、現場でBtoCサービスに関わられている方に必聴の内容です。

  インターネットの普及やSNSのブームなど、生活者を取り巻く環境はここ数年で劇的な変化を遂げています。結果として、消費行動も大きく変わり、特に商業施設などの流通現場においては、効果的なサービスや販売促進活動の手法を開発するべく日々苦心されています。
  そして、そうした課題の解決手段のひとつとして、デジタルサイネージをはじめとした、双方向メディアでもあるRT(ロボットテクノロジー)ソリューションに注目が集まっています。
  そこで、今回のセミナーでは、イオンなどでサービスロボット実証実験を重ね、ロボットを活用した流通現場での問題に取り組んでいる(株)富士通研究所の内山隆氏(取締役)がパネラーとして登場。事例をもとに、今後取り組むサービスやロボットを活用したトータルソリューションについて解説していきます。

また、ユニバーサル・シティウォーク大阪で実証実験中でもある(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が、マーケティングやデジタルサイネージに活用することで新たなビジネスに繋がる技術シーズを紹介。
  ほかにも、内山氏とATR萩田氏による「商業施設での取組みから見えてきたビジネスチャンス」と題したディスカッションなども予定しています。

  プログラムなど詳細は、こちらでご確認ください。

【開催概要】
■日時:3月17日(月)14:00〜16:00(受付13:30〜)
■場所:ホテル京阪 ユニバーサル・シティ
■定員:90名(先着順)
■申込:専用サイトから
■問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877




「ヒューマノイド規制法」

 このコラムも最終回である。いままで、安全とプライバシーの問題に触れてきたが、要は、「ロボットと人間はどのように付き合っていくのか?」という問題である。この問題に関連して、将来制定されるであろう「ヒューマノイド規制法」に触れておく。 次世代ロボットはおそらく、人間と感情の「相互」交流を行う最初の工業製品になる。今までも、女の子は人形という工業製品に感情移入し、男の子はバイクという工業製品に感情移入してきた。人形やバイクが持主に対して意思表示を行う(と感じられる)時もあるが、それは幻想とされてきた。しかし次世代ロボットが人間の感情に与える心理的インパクトは、幻想として処理し得ないものになる。その時までに、「ヒューマノイド規制法」とも称される法体系が必要となろうし、基礎研究は、今から始められなければならない。具体的には、人間そっくりのロボットや(性的)愛玩用ロボットの是非、ロボット使用方法や廃棄方法などが議論されることになる。韓国産業資源部は、ロボットの製作・改造・破壊などと関連したロボット倫理憲章を策定すると発表した。次世代ロボットの国際標準化を巡る競争は激化しており、ロボット開発者、技術者はもちろん、政府そして哲学者、社会学者、心理学者、法律家など文化系人の果たすべき役割も多岐にわたってきていると感じる。筆者も微力ながら、その中で与えられた責任を果たしていきたい。

執筆者PROFILE 小林正啓弁護士

昭和37年生まれ。東北大学法学部卒業。平成12年花水木法律事務所創設。一般民事事件の傍ら、ヒューマノイドロボットの安全性の問題と、ネットワークロボットや防犯カメラ・監視カメラとプライバシー権との調整問題に取り組む。経済産業省次世代ロボット安全性確保ガイドライン検討委員会委員。総務省安心・安全な社会の実現に向けた情報通信技術のあり方に関する調査研究会委員。大阪市ロボットラボラトリー(RooBO)運営委員。ロボットやネットワークロボットの話題を綴ったブログも好評連載中。


今号のフムフム
『きまぐれロボット』
星 新一

 あっという間に3月ですね。年々1年が短くなっているように感じるのはトシっていうことなのかしら。いつまでも若いつもりのラボ・アテンダント松出です。春はもうすぐそこですが、まだ寒い日が続きますね。フムフムしながら、暖かくなるのを待ちましょう。  

  ということで今回は、星新一でフムフム。星新一のショートショートは、みなさん何かしら一度は読んだことがあるのではないでしょうか。教科書にも載っていたような記憶があります。
  今回これを書くために久々に読んだのですが、やっぱりおもしろい。私の実家には何冊か星新一の文庫本があって、結構何回も読んだ気がするのに、毎回展開の仕方が意外で新鮮な気持ちで読めるんです。不思議だなぁ。
  “大人と子供のための童話”というとおり、子どもが読むと宇宙人やロボットや泥棒が出てきておもちゃ箱みたいなおもしろさがあるし、大人が読むとシュールで皮肉たっぷりのオチに思わずニヤリとしてしまいます。
 表題作の「きまぐれロボット」も、とても短いお話なのに、科学技術が発達してロボットが将来どんどん人間の生活に入っていくと、人間は自分で何もしなくなるんじゃないか、とか、人間の仕事がなくなるんじゃないか、といった、今現実に言われているようなことをくすりとさせられる方法で解決(?)していて、胸がすく感じがします。
  中には不気味だったり、背筋が寒くなるようなお話もあり、現実ではないと分かっていてもなんとなくココロのどこかに余韻が残るようなものが多く、読んでいると日常生活から切り離されていくような感覚は、是非、体験して頂きたいと思います。
  ちなみに私は知らなかったのですが、「きまぐれロボット」のアニメ化されたものと実写化されたものがあるんですね。本の方がおもしろいとは思うけど、今度観てみようかな。


発行所/RooBO事務局 大阪市北区梅田1-1-3-1600大阪駅前第3ビル16F TEL/06-6347-7003 編集人/RooBO事務局
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